2016年04月01日
今日はカーボンシート貼りに、ご自分でリペアをしてしまい取り返しのつかなくなったお客様の話です。
皆さんこんにちわ(●^o^●)
だんだん暖かくなって来ました。
今週は事務所の暖房も殆ど要らなかったですね。
それで今週はフィットのボンネットに、HEXISのカーボンシートの施工をしました。
このお客様、女性の方なんですがとにかくクルマが大好きとの事で、結構イジリ倒してます!
ルーフとリアスポイラーは黒で塗装されたのですが、ボンネットはどうしてもカーボンが良いと言う事で。
施工中。
出来上がりです。
やっぱりカーボン調フィルムは、3MよりHEXISの方が質感もいいですね。
ボディもダイヤモンドメイクで施工させて頂き、大変満足されてました。
どうも有り難うございました!
次にですが、今日はちょっと残念なお客様のお話をします。
私は平成二年にこの業界に入りまして、元々はカービューティープロスクールの出身者です。
カービューティープロと言えば、クルマの外装や内装の美装を教えてくれるFCで、自分もその技術を覚えたく、カービューティープロに入校しました。
その時に「こんな仕事も有りますよ」と言って紹介されたのが、現在私がもっとも得意とするウインドウリペア。(フロントガラスの傷修復)の技術です。
その時このリペアに、もの凄い将来性を感じ、すぐにリペアの講習も受けたんですね。
まずスクールで練習する時は、廃ガラスを用意してポンチで叩いてわざとヒビを作ります。
それを直すのですが、これは結構簡単に直るんです。
正直「案外ラクショーだな」と思ってました。
しかし開業後、実際に割れてるヒビを直すとこれがそんなに簡単じゃないんですね。
やはりワザと作ったヒビと、実際に飛び石で割れたヒビでは、後者の方が複雑に割れたりするんです。
勿論飛び石でも簡単に直るヒビも有りますが、難しいのも沢山有ります。
また現在は当社もガラスの交換をやってますが、開業当時はリペアしかやってなかったので、何とか直さないとお金が貰えません。
もう必死で直してましたね。(笑)
リペアの奥が深いのは、開業してから五年、十年、又は二十年経って気づいた事とかが有るんです。
それが私が今まで培ってきたリペアのノウハウです。
ですのでいつも言ってますが、リペアは当社の代表である私しかやりません。
なのにですね、フロントガラスの修理キットなる物が¥3000位で売られています。
こんなのです。
ハッキリ言いますが、これほぼ100%直らないです。
だって私のようなプロでもこんな道具じゃ直せないんですから、素人の方がやって直る訳がないです。
でもそんな事をご存じなければご自分でやってみられる方もいらっしゃるんですよね。
そしてご自分でやってみられた方が来店されました。
それがこれです。
もう全くと言って良い位に直ってませんね。
ヒビの中に入れる物は光硬化型レジンと言って、まあ接着剤のような物です。
それを一度入れてしまったらほぼ再修理は出来ません。
結局このお客様はガラス交換を余儀なくされてしまいました。
余計な事をせず、最初から当社に来られてたら問題なく直ってたヒビですのにね。
もうかなり昔ですが、自動車部品を扱う業者などが、こんな修理キットを中古車店や整備業者などに販売してた事があります。
でも全く直す事が出来ず、殆どがゴミになってましたね。
ですからこんなキットで直る訳が無いんです。
ガラスが割れたら迷う事無く当社にご連絡下さいね。
それでは明日明後日とお休みの方も多いと思います。
桜の花もかなり咲いて来ました。
来週は松山市内でも満開の桜が見られますね。
自分も日曜日は友人たちとお花見BBQをやる予定です。
それでは皆様、良い週末をお迎え下さい!(^o^)丿